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ASA磯子 所長ブログ4/20朝日新聞ASA磯子

category : 所長ブログ 2014.4.20

タクシーを利用した。

乗車すると、運転手さんは今風の長髪でとても若く見えた。

世間話を持ちかけると少し恐縮しながら返事が返ってきた。

若いのに頑張るねー

「は、はい、」

この仕事を何時始めたの?

「この春からです」

へー、その前は?

「その前は大学生でした」

エー!新卒で入ったの、やるねー。

タクシーはいろんな人と接する仕事だから良い勉強になるよー。

同級生は就職してサラリーマンも多いよねー。

「僕の大学の新卒の2割ぐらいは就職できなくて親元で同居中です」

そりゃ両親も困るだろうね。

「僕はそれがいやなんでこの仕事をしてます」

エライ!私も仕事柄多くの従業員と接するが、

最近の若い子は長続きしなくて困ってるんだ。

ところで、君の同級生達もサラリーマンになってすぐに辞めちゃう。なんて聞かないかい?

「就職できても3割くらいは、キツイ、辛い、自分に合わないで会社を辞めてニートしてます」

そんな簡単に辞めちゃうのか、それも困ったな―、

なんだか暗い話題になってしまったので

どんな仕事でも必ず得る物はあるし、経験を生かせばステップアップに繋がると思うよ。

「ありがとうございます」

と変な感じで下車をした。

流行の一端を見た気がした。

翻って、話題はアメリカの日本国総領事館の出来事だ。

あちらでも問題は起こる。

ある日、領事館の窓口に日本人と思われる二十代の女性が現れたそうだ。

二児を従えた若い母親がパスポートが無いと申し出た。

そのヤンママは曰く、

「でもアメリカ人とこれから結婚するから大丈夫でしょ?」

とアッケラカンとしていた。

領事館の事務をしていた朝倉さんはビックリした。

パスポート無し、ビザ無し、おまけに二人の子供の父親が誰だか解らないときた。

彼女は学生ビザでアメリカに渡りその後は学業を放棄して

アメリカ人の恋人を作り映画さながら“アイ・ラブ・ユー”の世界に浸ったそうだ。

程なく妊娠が発覚、それを聞いた彼は、

経済的余裕が無いから育てられないと言い残し、黙って家を出た。

懲りない彼女は日本食レストランで働きながら

またぞろイケメンのアメリカ人と同棲するも第二子妊娠の知らせでその彼も蒸発。

それでもめげない彼女は、

今度こそ間違いないアメリカンな伴侶が見つかったと確信して

結婚手続きのため領事館へやってきたのだ。

朝倉さんは怒りを通り超してあきれたそうだ。

普通に考えて何から手をつけたらよいのか解らない。

ビザが切れていれば強制送還だし、残された子供は施設行きだ。

だいたい今度の結婚相手が本気かどうか怪しい。

それより、事の重大さをまったく理解しようとしない本人の無責任さに腹が立ったそうだ。

領事館職員という日本国の出先機関で外交官である彼女は

ハイレベルな問題解決を余儀なくされている。

外交官特権で駐車違反は捕まらないから「いいなー」なんて喜べない。

また、最近は輸出系日本企業が好調で就業ビザ申請も多く、その対応に追われている。

絶好調の自動車関係が多いが企業によって領事館への対応が違う。

対応が横柄で感じが悪いのが一部の人だと思いたいが日本車製造のトップ企業。

逆にとても丁寧なのは日本のトップタイヤメーカーの方々だそうだ。

「それ以上は言えません」

と取材拒否されてしまった。                          

私も社会を一面的にしか見ていないかも知れないが、

最近は人の考え方が読めないし、

以前ならあり得ない行動を安易に取る人が増えたように思う。

私はこれから新入社員の面接がある。

様々な多様性を考慮しながら限られた面接時間でその人となりを判断しなければいけない。

誠に責任重大な仕事が待っている。