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ASA磯子 所長ブログ5/5朝日新聞ASA磯子

category : 所長ブログ 2014.5.5

4月上旬、インドネシアへ主張中の義弟が久々に一時帰国した。

以前お話しした姪の父親だ。

娘の大学入学式出席のため戻ってきた。

私と同年代の彼は東京下町のお寿司屋の長男として育った。

それゆえか外国暮らしが長くても日本人らしさを大切にしている。

その義弟と煙たっぷりの焼鳥屋へ行った。

彼はインドネシアの日系建設会社に勤めている。

インドネシアの建設業界は主に地元インドネシア企業、

韓国企業、日本企業で建設受注を争っている。

コネや賄賂は当たり前のお国柄なので落札競争は熾烈を極めるそうだ。

最安値はインドネシア企業、次は韓国企業、最も高い見積もりは日本企業になる。

日本企業を指名するのは、実績重視の公共事業とお金持ちの中国系企業が中心だ。

社会的信用が少なくて大型受注が取れずに困ったインドネシア企業は、

日本企業の半値で落札しようとする。

安価は喜ばしいが完成後に必ず故障、不具合、強度不足が判明する。

クレームを抱えて言い逃れが出来なくなると

インドネシア企業は曰く、

「アラーの神のおぼしめし」の決め台詞で済ませて知らんぷり、

補修などしません。

韓国企業は巧みな交渉力と日本より若干安い見積もりで受注を勝ち取る。

受注獲得は努力の賜ですが

完成後にインドネシア企業ほどではないが故障や不具合が起こる。

ちなみに、お隣マレーシアのペトロナスツインタワーを建てた

韓国業者の手抜きぶりが有名で、

元々日本のハザマ建設が受注したものを韓国企業の強引なやり方で

二塔に連なるタワー建設のタワー1を日本、

タワー2を韓国が受け持つ、2つのタワーの一塔づつを受け持つという

前代未聞の発注になった。

1998年当時世界一高い450m、88階建て双子ビルの競い合い建設だ。

ちなみに横浜ランドマークタワーは296m、70階。

当初、何故だか韓国企業の着工が日本企業よりも1ヶ月遅れて始まった。

その後、建築技術の乏しい韓国企業が日本側のタワー設計図を

共同工事なのだからと言う理由で強引に持ち出してコピーし、

それを下図に韓国側の塔を建てると言い出したそうだ。

結果、二塔から連なるペトロナスツインタワーが完成したわけだが、

建設競争は韓国企業が1ヶ月遅れて開始したのに

竣工は日本側より早く出来上がった。

韓国企業は、日本より工期が早く良い建物が完成したと、

我が物顔で吹聴してたそうだ。

しかし、その後変な噂が広まった。

『セメントに水を多く入れて工期を早めたから強度に問題がある』

『42階で二棟を繋ぐ連絡通路の高さが合わなくて接続に困っていたらしい』

当時世界一の高さを誇りマレーシアの象徴と言われたペトロナスツインタワーに

竣工後の調査が入った。

すると450mのペトロナスツインタワーの韓国製タワー2が

完成当初より0.8cm傾いていることが

国立マレーシア大学建築研究チームの調べでわかった。

(報知新聞2002年2月3日の報道等)

同研究チーム責任者の話によると0.8cm傾いているからといって

このまま進むと倒れるということはないが、

最大で4.5cmまで傾くのではないかと予想している。

噂が先行して完成当初から韓国側施工棟はテナントの入居が少なかったが

調査の判明により低入居率に拍車がかった。

日本製タワー1のテナントが埋まっているのに対し、

韓国製タワー2ではテナントが半数も埋まらない状況が続いている。

夜になると日本側は照明で明るいが、

空き家の多い韓国タワーは暗いままだ。

さらに、お酒に酔った義弟のナショナリズムは加速する。

昨年10月に開通したトルコのイスタンブールとヨーロッパ側を

海底トンネルで結ぶ約13.6kmのボスポラス海峡横断鉄道の話に及ぶ。

当初、トンネルとトンネル内を走る鉄道は日本企業で決まっていたが

鉄道建設が金額と交渉力の差で韓国企業に変わってしまった。

この鉄道事業も開通直後にドアのトラブルや停電が発生し、

乗客がトンネル内を歩いて退避する事態となっている。

トンネル工事を請け負った大成建設は難しい作業が続いたため

利益どころか赤字だったそうだ。

それでも日本企業は直向きに頑張っている。

「薄利でも工期を守り細部の仕上がりに気を配り、堅牢な建物を作る我々を

知識が豊富で経験を踏まえた中国系企業のトップは支持してくれる。」

「だから潤沢に仕事が入る。」

「俺もその一翼を担っているんだ!」

エンジン全開で力説していた。